ハロー異空間、ハロー非日常「京とらむ(Vol.2)」
どうも、つゆはすです。
突然ですがみなさん、電車って乗りますか?
僕は毎朝高校に通うのに使っています。
そこで僕が思うのは電車って乗っててヒマじゃないですか?
いや、初めのうちは景色とか見れますけどそんなもん毎日見てたらいずれ飽きるじゃないですか。地下鉄なんて以ての外です。日常は飽きるものですよね。
スマホがなければあんなの地獄ですよ地獄。
最高に楽しく電車に乗ってみたくありませんか?
ここで本題です。
「京とらむ」ご存知でしょうか。
簡単な説明をしますと「京都洛北の地を駆け抜ける電車、叡山電鉄、通称叡電。そんな叡電を貸し切って中で面白おかしく楽しいことをやろうぜというイベント」です。
は?そんなことできんの?ってのが僕の印象でした。
できます。
できるんです。
そんな一見すげーやばいイベントに行ってきましたのでそれについてが今回の記事となります。
乗車
僕が車内に乗り込んだ時。車内にはアンプやマイクと言ったライブをする為の設備、ゲストさんの用意したデジタルアートを上映する為のプロジェクターなどが用意されており、普段乗る叡電とはガラリと違う雰囲気が漂っていました。
発車
電車が動き出すと同時に音楽ライブが始まり、とてつもなく不思議な気分になりました。だって普段乗ってる電車のはずなのですが、窓から見る景色はなぜか違って見えたからです。
折り返し地点
一度折り返し地点に着くと、お茶、お菓子、缶バッヂやグッズの販売、デジタルアートの展示があり参加者の方との交流なども楽しめました。またデジタルアートに関しては現在自分が勉強中の分野でしたので非常に勉強になりました。
出町柳へ
帰りの電車も行きと同じで音楽ライブをしながら出町柳まで戻りました。いつもは長く感じる登下校の電車も非常に短く感じました。
全体を通して
めっちゃよかったです。ホントに。今回が第2段だったらしく第三弾の開催も予定しているそうですので京都に住んでる人、いや住んでなくてもマジで参加して。
毎日こんな登下校だったら楽しそうなんだけどなとは思いますが、
否、非日常であるからこそ"面白い"のです。
それでは、また。
ドキドキ文芸部をプレイして(感想)
どうも、つゆはすです。
ドキドキ文芸部ことDDLCを先日(というか昨日)プレイしたのでそれについてご報告します。
以前から恋愛ゲームの皮を被った話題作と耳にはしていたのでもう我慢できずにやりました。
まだ未プレイでこのゲームについてほんの少しでも興味があるならマジでこの先は見ないで。お願い。
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では早速感想を。
以前、友人がプレイしてガチ泣きしたと聞いていてもたってもいられずプレイを決意。
サヨリ編
Steamのタグに「精神的恐怖」があったのである程度は身構えてはいました。
いたのですが卒業式を終え、虚無感に囚われていた僕は即座にこの世界に取り込まれました。
ええ、何も考えずに、何の違和感もなしにただの恋愛ゲームを楽しんでいました。まんまと乗せられました。
それどころか「詩からキャラクターの性格や考え方が伺える、こんなキャラの立たせ方があるのか……」と感心してすらいました。
途中でサヨリが重度の鬱病であることがわかりクッッソ不穏な空気が流れましたが、もう僕は駄目でした。
「製作者側がこちらをサヨリルートに誘導しまくってきている」
こんな状況です、
僕の言いたいことは分かってもらえると思います、完全に気を抜いた文化祭当日。サヨリの部屋の扉を開けるとあら不思議。突如として血まみれの首吊ったサヨリです。宙ぶらりんです。
ふざけんなよ。ガチでふざけんなよ。
その時の僕と言ったら、まずマウスを持ってる右手が痙攣。頬杖ついてた左手が完全に硬直、足もなんかしびれが途端に出てきました。
僕は以前からツイッターなどで「何はともあれプレイ中に鳥肌が立つゲームは神ゲー」ええ、全くです。
ユリ編
スタート画面に戻るとなんかサヨリがいたところが何やら面白おかしい事になっていました。正直やりたくなかった。これ以上の悲劇に巻き込まれたくなかった。でもこの際最後までやるしかない、僕はこの物語とその最後を目にする必要があると覚悟を決めて文字化けした何かをクリックしました。
ここからはもうホラー全開。始めの明るい雰囲気はどこへやら。バグ演出が出るたびクソクソクソビビりながらも話が進みます。 突然フォントが太くなったり、なんか途中でナイフでリスカしてるところを目撃してしまいバイツァ・ダストされたり、選択肢を選ぼうとしてもなんかズームするだけでその内モニカが出てきたりでどんどん話が狂って行く中、僕は発狂状態にありました。特別な詩を読みますかと聞いてはいを押したらなんか"サヨリだったもの"を見せつけられた時はちびりました。やめてくれよ…
この辺りで僕はあることに気付きます。「モニカの立ち絵だけこっちをガン見してる」ということに。他のキャラはちょっと横目だったりするんですが、モニカだけ真正面からこちら側を見てるんですよ。次第に僕は彼女に恐怖を覚えます。
極め付け、ナツキが詩のシステムを利用しこちら側にコンタクトを取ってユリを元に戻そうと行動を始める。そうかと思えば突然フォントが太くなって、前言撤回を始める。そしたら「モニカだけ」ときた。ただただ怖かった。
そうして行くうちに文化祭前の金曜日。ユリがナイフで切腹。その場にふさわしい言葉が出てこず僕はただただ狼狽えてました。そしてその後二日分の人の死体が劣化して行く様を見せつけられます。アハ体験。これマジでスキップ機能気づかなかったら地獄なんやろなあ。
しばらくしての朝、人が入ってくる。それはナツキだった。しかし救おうとしていた親友の酷い姿を見てリバース。普通にナツキ可哀想。
そして唖然としていたら、モニカが本性を現す。ゲームに干渉する能力を有していると告白。
そしてしばらく
窓の外が宇宙空間でモニカがこっちをじっ…と見ながら頬杖してるシーンにやって来ました。
そしてつゆはすとゲーム内で名前をつけたはずなのに俺はモニカにあろうことか本名で呼ばれました。泣いた。(これPCに登録されてる名前が出てくるみたいっすね)
ですがその内モニカに対する憎悪は同情へと変わっていきました。
詩を作る際には三人しか好感度を上げることは出来ない。単語を選んだ際に飛び跳ねるキャラはサヨリとユリとナツキ。そこに当然モニカはいない。どうあがいたとしてもモニカのルートには入ることができないのです。
(CGもモニカだけラストの一枚だけ)
つまり彼女はどうあがいてもこのゲームのヒロインにはなれないのです。
……話が逸れました。これらの演出により彼女を「こちら側に気づいてるキャラ」、UndertaleにおけるSans、ではなく「こちら側の人間」Undertaleにおける一人目、であることをより僕に印象付けました。
そして何より切ないのは彼女は1番最初の会話でキャラクターファイルの開き方を事細かに、つまりプレイヤーの裁量によって「いつでもモニカを削除できる」ことを伝えます。最初からその方法に気づいていながらもモニカを削除するのは気が引けました。30分ぐらい会話して、苦渋の末に削除。
彼女は僕に呪いを吐き捨てこの世を去った。
もう一度ゲームを開くとそこにはモニカがいないドキドキ文芸部がありました。その時の僕は日常を取り戻したという嬉しさ、それでいて何か大切なものを失ったという悲しい気分のままゲームを再開。
朝、サヨリがしっかり起きてくる。モニカの干渉によってできた「重度の鬱病」という設定が消えているためでしょう。
そして僕は日常を確信する。
……
はい、サヨリがなんかおかしくなるまではのことです。僕はまた精神と時の部屋に幽閉されてしまうのか。
その時の謎のテキストボックスが僕のことを助けてくれた。
名前は決して表示はしないものの、僕にとって、その主が誰であるか考える余地もないものだった。僕の失った"もの"であった。
そうしてゲームは彼女によって強制終了。その後、突然謎の音声が流れだす。最初は"私"としか言わない女性の声は、その言葉の内容から、僕は声の主を薄々理解し始める。お前そんな声してたのな。
エンディング曲、和訳などを調べて貰えばわかりますがとにかく切なかったです。そして最後にモニカからの手紙。
最後に思ったのが、これは恋愛ゲームの皮を被った恋愛ゲームです。 「ゲームの中の少女」と「ゲームの中の主人公」の物語がいつの間にか「自分」と「モニカ」の物語になっていました。
思ったことを書き連ねたためこんなクソ長いブログになっちまいました。許して。
P.S. 全CGを見た上でのエンディングを迎えました。本来はサヨリが第二のモニカとなるシーンで、突然サヨリがありがとうと言いだしセーブとロードを認知したような発言。お前はSansかよ。そして感謝の言葉。
最後はモニカの歌で終わるのですが(これ欲を言うとみんなで歌ってほしかった)、その後に表示される手紙も原作者からのものに変わっていました。彼のゲームに対する愛情、ゲームが好きな人間が妥協を許さずして作ったゲームはどうあがいても面白いものなのです。
P.S(2) エンディング曲のフル和訳を見ました。泣きました。俺はおもわずFanPackポチりました。
それでは。
じゃ、俺、Project Libitinaの全容、ずっと正座で待ってるので。